耐震性能を考えた新築の家づくり4
みなさんこんにちは。
さて、今回から村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
耐震性能を考えた新築の家づくりにあたってのアレコレさまざまなことです。
そんな地震大国でもある日本において耐震性能の重要性や需要は、近年、高まり続けています。
なので、こちらのブログで住宅における耐震についてぜひ知っていただきたいと思います。
今回も前回に引き続き、耐震設計についての詳しいお話をしていきたいとおもいます。
地震の揺れ方には、上下に大きく動く縦ゆれと左右に大きく動く横ゆれの二種類があります。
そして、この2つの中でも横ゆれによる横からの地震力をいかに防ぐのかが、耐震設計の課題なのです。
なぜならば、耐震設計においては、地震を縦ゆれというよりも横ゆれの力としてとらえているからです。
地球の重力の作用により、建物は常に上から下へ向かう力が働いていますから、
建物は設計をする際の基本として、上から下への力の作用には頑丈になるようにつくられています。
しかし、横からの大きな力が働くと、だるま落としのように建物のバランスが崩れ、
傾いてしまったり倒壊してしまうというわけなのです。
なので、横ゆれから建物を守るというのが耐震では重要になってきます。
ということは、横からの力に負けないような耐震性の高い住宅にするには、
建物を支えている柱や壁を横からの力が働いても倒れないように工夫すればいいわけです。
壁と壁の周りの柱や梁が一体化していて、地震が発生した時にその建物と壁とが一緒に揺れれば、
地震で発生した力が一点的に集中せずに分散したり、吸収されたりして、
ダメージをできる限り少なく保つことが可能になるわけです。
まるで、壁全体で建物を支える役割を務めて地震に対抗してくれます。
この様な地震に対抗できる壁のことを、耐震壁といいます。
耐震設計では、この耐震壁が最も機能するように配置します。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
2019.10.26 ぎふの木フェスタ出展のご案内
みなさんこんにちは 社長の村瀬です。
今回は11/2(土)3(日)に行われるぎふの木フェスタ出展のご案内です。
ぎふの木を知っていただけるように岐阜県主催で行われいるイベントです。
弊社はカンナ削り体験と鉋屑でフラワーアレンジメントを行います。
岐阜で伐採された東農桧材を材料に使いますので桧のいい香りが楽しめると思います。
無料で行っていますので皆さん是非お越しください。
岐阜メモリアルセンター芝生広場 10時からです!
お待ちしていますね!
耐震性能を考えた新築の家づくり3
みなさんこんにちは。
さて、今回から村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
耐震性能を考えた新築の家づくりにあたってのアレコレさまざまなことです。
そんな地震大国でもある日本において耐震性能の重要性や需要は、近年、高まり続けています。
なので、こちらのブログで住宅における耐震についてぜひ知っていただきたいと思います。
今回も前回に引き続き、耐震設計についての詳しいお話をしていきたいとおもいます。
前回のブログでも軽くお話しましたが、地震大国の日本においては、
現在、ほとんどの建築物が、耐震設計によって建てられています。
そして、地震は少なからず発生してしまうものだということを前提にして、耐震設計はおこなわれます。
それは、つまりどういうことかというと、耐震設計をする段階において、
その建築物が使用されるであろう期間内に、数回程度発生する可能性のある中規模の地震に対しては、
大きなダメージを受けないように、仮に多少建築物に亀裂が生じたとしても、
使用する上では、支障をきたさないように設計します。これを、1次設計といいます。
ここでいう中規模の地震(中地震)とは、震度5程度のもので、80~100ガルであるとされています。
このガルという単位のわかりやすい尺度としては、一般的に100ガル以上の地震が、
建築物に大きな被害を与えるであろう地震の強さであるとされています。
そして、その建築物が使用されるであろう期間内に、一度起こるか起こらないかクラスの、
大地震に対しては、そこにいる人々の安全確保とすみやかな避難を最優先させるため、
たとえ損傷したとしても、建築物が崩壊したり転倒などを起こさないように設計します。これを、2次設計といいます。
1次設計ではなるべくダメージを受けないようにして、2次設計ではある程度の損傷をやむなしという姿勢で、
万が一、地震によって建築物に大きな破壊や損傷を受けたとしても、
その中にいる人々の安全だけは、損なわれないようにすることが求められます。
なお、ここで言う大地震とは震度6から7のものを言い、300ガルから400ガルであるとされています。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
耐震性能を考えた新築の家づくり2
みなさんこんにちは。
さて、今回から村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
耐震性能を考えた新築の家づくりにあたってのアレコレさまざまなことです。
そんな地震大国でもある日本において耐震性能の重要性や需要は、近年、高まり続けています。
なので、こちらのブログで住宅における耐震についてぜひ知っていただきたいと思います。
今回は、基本的なお話として耐震というものについての簡単なご説明をさせていただきます。
耐震とは、耐えるという字を見てもわかるとおもいますが、
読んで字のごとく地震が発生したときでも地震に耐えぬくことを指し、
地震によって建物に強大な力が働き、ダメージを受けたとしても、
建物自体が、なるべく壊されないような技術やシステム全体を意味します。
建物の構造体そのものをより強固なものにして、地震によるダメージに負けない造りにしたり、
より粘り強く耐え、地震力の作用によって破壊されにくいシステムを導入することによって、
建築物やその中にいる人々におよぶ被害、それは身体的被害なものはもちろん、
物的被害もふくめて、できるだけ防ぎぬくことを耐震としています。
そして、そのような目的や方法論で建築物等の設計を施すことを耐震設計と呼びます。
なお、耐震設計をするにあたって、前提条件として地震大国の日本においては、
地震は起きてしまうもので、少なからずその被害に遭ってしまうものだというものがあります。
なので万が一、地震が発生してしまい、その力で建築物が大きな損傷を受けたとしても、
設計によって、その中にいる人々の安全は、損なわれないようにしなければなりません。
そのため、たとえば建築物のどこか一箇所を損傷したぐらいで、建築物がバランスを失い、
たちまちに不安定構造になってしまうような建築構造は、耐震設計の建築物では用いられません。
現在の日本では、ほとんどの建築物が、耐震設計によって建てられています。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
2019.10.9. 台風が近づいています!
みなさん、こんにちは。設計の平工です。
今回は大型で猛烈な勢力の台風19号が近づいているので台風対策のお知らせです!
気象庁も厳重な警戒を呼びかけています。
直前対策として今から出来ることをご紹介させて頂きます。
ご自宅を確認して頂き、台風に備えましょう!
備えておくこと
- バルコニー側溝の排水口のゴミを取り除く
- ベランダ、玄関周り、庭の飛散しそうなものをしまう
- 24時間換気システムの一時停止
- 雨戸、シャッターを確実に閉める
- 窓にはガラス飛散防止フィルム(養生テープ)を貼る
- 浴槽に水を張る
- 食料・飲料水の補充
- 非常用品の確認
用意しておく物
- 懐中電灯
- 携帯用ラジオ(乾電池)
- 救急薬品
- 衣類・非常食
- 携帯ボンベ式コンロ
- 貴重品など
耐震性能を考えた新築の家づくり1
みなさんこんにちは。
さて、今回から村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
耐震性能を考えた新築の家づくりにあたってのアレコレさまざまなことです。
不測の地震による建物が受ける被害をなるべく小さくしようとする試みというのは、非常に重要なことです。
みなさんも、もちろんご存知のことであると思いますが、
私たちが暮らしているこの日本はよく『災害大国』などと呼ばれたりしています。
それは、諸外国に比べて、日本の国土や環境は地震、津波、台風、
またそれらに誘発される大雨、洪水、土砂災害など、災害による被害が多い国だからです。
実際に、全世界196カ国で災害によってもたらされた被害金額のうち、
一割以上にあたる11.9%が日本の災害被害金額となっています。
このように、数字の面で見ても日本は諸外国に比べて災害の割合が高く、その被害も甚大な国です。
災害の中でもとくに、地震の発生回数、またそれによる被害は顕著であり、
とくに、2011年3月11日の東日本大震災以降のここ数年、
毎年のように、震度6以上のいわゆる大地震が頻繁に発生しています。
財団法人国土技術研究センターの調べによると、日本の国土の面積は全世界のたった0.28%しかありません。
しかし、全世界196カ国で起こったマグニチュード6以上の地震の5分の1にあたる、
20.5%が日本で起こっているというデータがあります。
そんな地震大国でもある日本において耐震性能の重要性や需要は、近年、高まり続けています。
なので、こちらのブログで住宅における耐震についてぜひ知っていただきたいと思います。
全五回を予定しておりますので、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。