耐震診断・補強工事の流れ
耐震診断
- 診断は建物の壁等を壊したりは致しません。
- 診断は壁の量と仕様を確認し基礎・床下・天井裏・室内・外観等の劣化や仕様を約2時間程度かけて調査します。
- 診断を行うのは岐阜県木造住宅耐震相談士が行います。(2名所在)(愛知県の方はご相談ください。)
- 診断をすると現状建物に耐震性の点数が付きます。
- 点数は現行建築基準法を1.0とした場合の点数です。
例えば0.5と点数がつけられたら現行建築基準法の50%が家の強さとなり、
現行建築基準法では震度6強の地震が起きた時に一応倒壊しない値を1.0としています。 - 自治体の耐震診断補助制度があります。
- 面倒な書類手続きは全て当社が代行させていただきます。
-
お客様の立ち会いの下、調査を開始します。質問をしながら調査が進められます。
-
間取りと壁の位置を記入しています。
-
基礎ひび割れの大きさをクラックスケールを使用して調査します。
-
屋根や外壁の劣化度を調査します。
-
土壁の高さや筋交いの有無を確認します。
耐震補強計画
耐震補強計画では建物の強さを今後どれだけ強くするかを決定します。
補強計画では数値化することにより安全性の確認を行います。
理想は評点1.1以上 震度6強の地震時に一応倒壊しない建築基準法レベル1割増し
理想と現実のギャップ 工事予算内での補強計画をさせていただきます。
屋根を軽量化すると耐震性能が上がります。
基礎のひび割れは補修し、無筋コンクリートは補強するよう計画します。
柱の上下を金物で固定するよう計画します。
耐震壁をつり合いよく配置するよう計画します。
外壁or内壁どちら側で補強を行うかを計画します。
劣化のある所は修繕する事が基本です。
- 補強する壁の材料
耐震補強工事
耐震補強計画の通り工事を行います。
※市町村の補助金申請は耐震補強工事開始前に申し込みます。
※補強工事を行う前に壁や床の一部を壊して精密診断を行います。
K様邸
無筋コンクリート基礎を
鉄筋入りコンクリート基礎にて補強
K様邸
柱脚をカネシンビックコーナー
金物15KNで固定
K様邸
耐力面材 大建工業ダイライトMS9㎜
壁倍率2.5倍を外壁側で補強
K様邸
屋根銅板谷樋穴あき箇所
塗膜防水にて修繕
保証
地震保証致します。
保証条件は次の通りです。
- 工事後1年以内に限り保証させていただきます。
(複数年ご希望の場合別途ご相談ください。) - 保証金額は全壊の場合500万円・大規模半壊の場合250万円です。
(上積みご希望の方は最大900万円まで保証することができます。) - 1世帯2人以上お住まいになられている必要があります。
(おひとり世帯の場合は最大300万円まで保証可能です。) - 補強後の評点が1.0を上回るものに限ります。
(評点1.0とは現行建築基準法レベルです。)
保証条件は次の通りです。
- 地震による倒壊
- 火災
- 土砂崩れ災害
- 津波
地域工務店としての使命
村瀬建築株式会社の使命はお客様の生命と財産を守る事です。
東日本大震災や阪神淡路大震災時には多くの尊い命が奪われました。建築基準法が昭和56年6月に改正され耐震基準が大きく変更になり、改正以前の建物は安全性が確保されていない建物が多くあります。今後30年以内にM8.0程度の東海地震が来る確率が88%だと研究機関の発表があります。また、岐阜県では活断層もあり直下型の地震が来るかも知れません。現行基準法の耐力を確保していない建物では地震時には倒壊する恐れがあります。
当社は創業明治8年の私で4代目となる建築会社です。今まで数多くの建物を造らせていただいております。50年以上前に建てさせていただいた建物も現存しています。建物がある限り、家守りとしての責任があります。
東日本震災後のH24年にお客様約300件に、耐震診断のお声掛けし約50件の耐震診断をさせていただき、5件の耐震工事をさせていただいております。今まで信頼し依頼してくださったお客様はもちろんの事、これからは地域の皆様方の生命と財産を守る活動をして行きます。ご依頼くださった方へ無料で耐震診断をさせていただき、現在お住まいになられている建物の現状の強さを把握していただき、ご希望の方へ補強工事を施工させていただく活動をしていきます。
地域に根差す工務店としての使命を果たす活動をこれからも続けていきます。