免震について考える4
みなさんこんにちは。
村瀬建築株式会社さんのブログを書かせていただいております、岐阜県岐阜市のコンサルティング会社T-laboです。
さて、今回から村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、免震についてのアレコレさまざまなことです。
近年でも大きい地震が相次ぐ、世界でもまれに見る地震大国、私たちの住むこの日本において、
地震による建物が受ける被害をなるべく小さくしようとする試みというのは、非常に重要なことです。
なので、ぜひ免震について知っていただきたいと思います。
全五回を予定していますのでよろしくお願いいたします。
今回は、免震装置の種類についてお話したいと思います。
免震装置には、アイソレーターとダンパーと呼ばれる装置が使われています。
アイソレーターとダンパーは2つで1つのセットの関係になります。
まず、アイソレーターとは建物を支え、地震が発生した際に建物に及ぶ揺れをできるだけ軽くするために、
建物をゆっくりと移動させることによって、建物にかかる地震のエネルギーの衝撃を受け流す機能を持つ装置です。
そしてもうひとつの装置ダンパーとは、アイソレーターのように地震が発生した際に建物に及ぶ揺れを、
できるだけ軽くするための免震装置なのですが、
免震アイソレーターが建物の基礎の上に設置され、建物を支えながら地震の揺れを受け流すのに対して、
ダンパーも揺れを受け流す機能は備わっていますが、建物の基礎や土台として支えてはいません。
ダンパーの役目は、地震が発生しアイソレーターが機能して、地震がおさまった後にも、
機能の余波でしばらく揺れ続けるアイソレーターを抑えるといったものです。
つまり、アイソレーターは、激しい地震の揺れを、受け流すことにより緩やかな揺れに変える役割があり、
そしてダンパーは、ゆっくりした揺れに変わった建物を、早くしっかりと止めるための役割があります。
アイソレーターには、積層ゴム、すべり支承、転がり支承 などがあり、
ダンパーには、オイルダンパー、鋼材ダンパー、鉛ダンパーなどがあります。
アイソレーター、ダンパーについてのより詳しいお話は次回のブログでさせていただきます。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
――最後にブログ制作者をご紹介させていただきます。
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