住宅性能にこだわった家をつくる2
みなさんこんにちは。
さて、今回、こちらの村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
『住宅性能にこだわった家をつくる!』と題して、お家にまつわるさまざまな事柄の中でも住宅性能にフォーカスを絞ったお話です。
住宅性能とは、平たく言ってしまうとそのお家がどういう特徴があり、どの程度の強さがあるか、つまりは、住宅のステータスのようなものになります。
なので、これから新築注文住宅を建てる、あるいはリフォーム・リノベーションをとお考えのみなさんに、
そんな住宅性能とは、いったいどのような種類があるのかをご紹介していきたいと思います。
全五回を予定しておりますので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたしますね。
今回は、前回お話した住宅性能表示制度が規定している住宅性能の種類についてお話していきます。
① 構造の安定
自然災害の多い日本において住宅は日々の中で、地震や暴風、積雪など様々な自然の力の影響を受けることがあります。
これらの力の影響が大きくなると、建物は徐々に損傷したり最悪の場合には倒壊したりすることがあります。
そこで、数十年に一回は起こりうる大きさの力に対しては、大規模な工事が伴う修復を要するほどの著しい損傷が生じないこと、
また、数百年に一回は起こりうる大きさの力に対しては、損傷は受けても、人命が損なわれるような壊れ方をしないことがここでの住宅性能になります。
その他に、免震部材により地震と建物を絶縁し、激しく短い周期の地震の揺れを緩やかな揺れに変えて、
建物及び建物内部の人々、家具を地震の揺れから守るような構造もこの住宅性能に該当します。
② 火災時の安全
住宅の中で火事が発生したときに、安全に避難できるための、燃え広がりにくさや避難のしやすさ、
また逆に隣の住宅が火事のときに、自分の住宅への延焼のしにくさがここでの住宅性能になります。
住居者や近隣住民の人命や身体が守られること、未然に出火を防止すること、安全に避難や脱出ができるようにすること、
財産が守られること、外壁・床・屋根などが火に強いことなどが火災時の安全として求められる性能です。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。