住宅性能にこだわった家をつくる5
みなさんこんにちは。
さて、今回、こちらの村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
『住宅性能にこだわった家をつくる!』と題して、お家にまつわるさまざまな事柄の中でも住宅性能にフォーカスを絞ったお話です。
住宅性能とは、平たく言ってしまうとそのお家がどういう特徴があり、どの程度の強さがあるか、つまりは、住宅のステータスのようなものになります。
なので、これから新築注文住宅を建てる、あるいはリフォーム・リノベーションをとお考えのみなさんに、
そんな住宅性能とは、いったいどのような種類があるのかをご紹介していきたいと思います。
全五回を予定しておりますので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたしますね。
今回も前回に引き続き、住宅性能表示制度が規定している10項目の住宅性能の各種類についてお話していきます。
⑧ 音環境(遮音対策)
生活をする上で、他人の生活音やテレビの音、音楽を聴く音に邪魔をされることはストレスになりがちです。
なので上階や下階、隣室や隣家に対して、足音や物の落下音などの伝わりにくさ、話し声などの伝わりにくさ、
騒音の伝わりにくさを高めるための対策が、どの程度講じられているかなどがここでの住宅性能になります。
この種の騒音問題は、夫婦や親子、兄弟など自分の家族内で発生することもありますが、
ご近所さんと揉めてしまうケース、いわゆるご近所トラブルになってしまうととても厄介です。
そのためこの項目も主に、戸建住宅よりもマンションアパートなどの共同住宅における評価項目とされています。
⑨ 高齢者や障害者への配慮
老化、あるいは病気をわずらう、予期せぬ怪我などによって日常の動作に身体上の負担がでてしまうと、
日々の暮らしを営むうえで不便さを感じてしまったり、最悪の場合、転倒などの事故を起こしてしまうことがあります。
なので、あらかじめ高齢者や障害者などが暮らしやすいようにバリアフリーを考慮して住宅を設計しておく、
たとえば、車いすなどを使用したときの安全性の確保、介助のしやすさなどがここでの住宅性能になります。
⑩ 防犯対策
空き巣や不法侵入、暴行など住宅で発生したニュースを見ながらどこか遠い世界の話のような気がしてしまいますが、明日は我が身です。
自分の家が卑劣な犯罪のターゲットにならないよう、事前にできうる限りの準備や対策をしておく必要があります。
そのため、ドアや窓など中と外をつなぐ外部開口部について、防犯のうえで有効な部品や雨戸等が設置されているなどのことがここでの住宅性能になります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。