古い家を木材を使ってリフォームいたしませんか?4
みなさんこんにちは。
さて、今回、こちらの村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
『古い家を木材を使ってリフォームいたしませんか?』と題した、
村瀬建築さんがおこなわれるリフォームやリノベーションに関するアレコレについてのお話です。
どんなにキレイなものでも、年月を経て劣化してしまうのは自然の摂理であり仕方のないことです。
お家も古くなってくると、アチラコチラで傷みが出てきてしまうものです。
日本古来から親しまれている木材でのリフォームをしてみてはいかがでしょうか。
今回も前回に引き続き、木材を使用してお家を建てる利点についてお話していきます。
鉄骨や鉄筋コンクリートと違い、木材には調湿機能というものが備わっています。
調湿機能とは、湿度を適切にコントロールして快適な湿度に保とうとする機能のことです。
つまり、湿度が高くなり湿気を吸収し湿度を下げてくれ、
乾燥して湿度が低くなったら蓄えていた水分を空気中に放出し、湿度の変化を緩やかにしてくれます。
とりわけ日本は、夏と冬で湿度の高低差の幅が大きい国ですよね。
夏場はまるで熱帯地域のようで、高温多湿のジメジメとまとわりつくような湿気。
そして、冬場はただでさえ気温が低く空気中の水分量が少ないにもかかわらず、
暖房器具などを使用し室内温度だけが上昇するため、相対的に湿度がさらに低下してしまいます。
気温の高低だけに注視し湿度を軽視しがちですが、湿度というものはなかなか侮れないものであって、
人間が快適であると感じるには、湿度の高低が大きく左右すると言われています。
また、空気中やハウスダスト内に潜む菌も高い湿度や低い湿度の環境では、活動が活発になるのですが、
適切な湿度の中においては、活動できなくなり死んでしまう。つまり、滅菌にも湿度が関係しているわけです。
お家で快適に過ごしたいのであれば、木材の調湿機能をぜひ利用していただきたいです。
今回は、この辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。