住宅性能にこだわる家づくり2
みなさんこんにちは。
さて、村瀬建築さんのブログでお話させていただきたいのが、
住宅性能にこだわる家づくりについてのアレコレさまざまなことです。
良い住宅と聞いて何を思い浮かべるかは、十人十色、人それぞれだと思います。
住宅の性能と言われても、あまりピンと来ないかもしれませんが、
今回お話しさせていただくのは、住宅性能にこだわったお家のことです。
全5回を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
今回は、柱や土台などの耐久性、劣化の軽減についてお話します。
住宅を支えるためにとても重要な役割を負う柱や土台がいつまでも丈夫であれば、
その住宅の寿命もその分だけ長くなり、安心して毎日の生活を送れます。
劣化の軽減とは、つまり材料の劣化の進行を遅らせるための対策が、
どの程度手厚く講じられているかということです。
あたりまえのことですが、住宅に使われている材料は、時間が経過するにつれて、
水分・湿気や大気中の汚染物質などの影響を受けていき、次第次第にその影響が表面化していき、
最終的には腐る、錆びるなどの経年劣化となって、住宅の寿命を縮めてしまいます。
そして、住宅をそのまま継続して使用することが困難になって、修繕や建替えをすることになります。
それには、莫大なお金がかかってしまいますので、
そうならないための対策や予防策が住宅性能につながってくるのです。
たとえば木造の場合では、木材は、腐朽菌によって腐ったり、
シロアリに食べられたりして劣化することがありますので、それらの対策をとる。
鉄骨造の場合では、鋼材は、水や大気中の汚染物質(二酸化硫黄など)によって錆びて劣化しますので、それらの対策をとる。
鉄筋コンクリート造の場合では、鉄筋コンクリートは、鉄筋のまわりをコンクリートが覆っています。
そして、鉄筋コンクリートは、コンクリートがアルカリ性を保っているうちは、鉄筋が錆びませんが、
コンクリートが中性化してしまうと錆び、劣化してしまいますし、
また、寒い地域では、コンクリートの水分が凍って膨らみ、
コンクリートヒビが入ったりして劣化してしまいますので、それらの対策をとるというのが肝心です。
住宅を支える部位の材料が丈夫であると言うのも、住宅性能のひとつなのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。