2020.5.11  鑿(ノミ)を見て思うこと
2020.5.11  鑿(ノミ)を見て思うこと

村瀬建築ブログ

2020.5.11  鑿(ノミ)を見て思うこと

みなさんこんにちは 社長の村瀬です。
 

 

 
私が大工になってから27年が経ちました。
大学を卒業するとすぐに父親の経営するこの村瀬建築㈱に入社して大工として働き始めました。
その時に初めて購入した八分鑿(ノミ)です。
今となっては随分と穂先も短くなりました。 
幾度となく現場で使い刃先が切れなくなると砥石で研いでいつも鋭利な状態にしてあります。
私の人生とこの八分鑿(ノミ)は一緒だと思うようになりました。
最初の頃は穂先も柄も長いので砥石で研いだり、思い通りに使う事もできませんでした。
27年という歳月を一生懸命に日々大工として打込んできた結果がこの穂先が短くなった鑿(ノミ)になりました。
今となっては自分が現場に出る機会も少なくなりましたが、この鑿(ノミ)が錆びることのないようにしたいと思います。
弊社の若手大工の鑿(ノミ)を見ると穂先も柄も長く刃先を研ぐにも苦労しているようで、自分のあの頃を思い出します。
この鑿(ノミ)のように私が働ける時間にも限りがあると思うようになってきました。
限りある時間の中で伝えたいことやらなければいけない事を優先していこうと思います。
若手社員大工に大工技術の伝承、村瀬建築としてできる家づくり、お客様や取引業者さんの満足
まだまだやらなければならない事ばかりです。
只今、百楽の家新築工事を行っております。
私も久しぶりに現場に出て一生懸命に若手大工に大工の技術を教えています。
丹精込めた家づくりを皆さんに見ていただきたいと思っております。
ご見学希望の方はいつでもご来場くださって結構ですのでご連絡ください。(コロナ対策で入場時に全身消毒とマスク着用)
 

 

 
ぎふの木を使った新築・リフォーム・リノベーションなら村瀬建築㈱にお任せください。

2020.05.11 | 新着情報