2017.2.10 市橋小学校外壁等落下防止工事
皆さんこんにちは。
今回は、岐阜市立市橋小学校外壁等落下防止工事について紹介します。
僕はこの現場で初めて監督となりました。
外壁の劣化具合に色々種類がある事や、その具合によっても色々補修方法がある事を初めて知りました。
劣化具合には大きく分けて、ひび割れ・浮き・欠損・爆裂があります。
ひび割れにおいても、ひび割れの幅を0.2㎜未満・0.2~1.0㎜未満・1.0㎜以上に分けてそれぞれの幅に合った補修をしました。
ひび割れ幅0.2㎜未満でシール材充填工法を、0.2~1.0㎜未満で自動式低圧エポキシ樹脂注入工法を、1.0㎜以上でUカットシール材充填工法を採用しました。
浮き補修では、モルタル面には注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法を、タイル面にはアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法を採用しました。
モルタル面とタイル面では仕上が違うので補修方法も違います。モルタル面には注入口が付いているアンカーピンを使いますが、タイル面には注入口がないタイプのアンカーピンを使います。注入口があるかないかでピッチに違いがあり、注入口付は一般部分では9本/㎡、注入口なしの一般部分は16本/㎡です。
現場監督として人に指示するのは思っているより難しくとても苦労しました。
まだ寒い時期が続きますが体調に気を付けていきましょう。
シール材充填工法(0.2mm未満)
自動式低圧エポキシ樹脂注入工法(0.2~1.0㎜未満)
Uカットシール材充填工法(1.0㎜以上)
注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
(モルタル面:一般部@330(9本/㎡))
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
(タイル面:一般部@250(16本/㎡))