村瀬建築ブログ

2011.11.8(火) 墨付けの図面化

はじめまして。大工工事部部長の堀といいます。
今回は私がお伝えします!
 
私は今、材料の墨付けの図面化に取り組んでいます。
墨付けとは各部材に穴を掘る位置とか切欠きを入れる所などを記していく作業です。
いちばん初めにやるのは、まず板図面をかきます、板図面とは45㎝×45㎝位の板に建物の平面図を書きます。
その板図面を基に部材に墨付けをするのですが、この作業が一番重要な作業なのです。
間違って墨付けをしたら大変です。後の工程でその墨付けに従って作業していくので取替しがききません。

 

 
それぞれの場所に見合った継手の仕口とかは、自分の頭の中に入っているだけですから、他人からは見えません。
今自分の知っていること全てを図面で残そうとしていますが、なかなか大変です。
今日では建前までの加工はすべてプレカット工場でやるのがほとんどで、自社で墨付け、加工までやるのが少ないというか、ほとんどありません。
 
 
体で覚えたことはいつまで経っても忘れないものです。年を取って体力の方は思い通りにならないけれど
経験年数だけはタップリあるので出来うる限り,後進のために残しておきたいと思い知恵をしぼっております。

2011.11.08 | 新着情報,日記